申告データから見る町内事業者の状況
世羅町商工会では、経営発達支援事業にて地域の経済動向調査を行い、結果を公開することとしています。 地域経済動向に関するデータの一つとして、当会で確定申告支援を行った個人事業者の状況を整理・分析しました。 一般的な経営指標に加えて、地域内同業者の平均値等から自社の状況を確認する目安としてご確認ください。 令和4年の推移としては、感染症の影響が収まりつつあったものの、消費マインドの回復が進まず、全体としては令和3年を下回る企業の割合が高くなりました。 売上減少傾向に加えて、諸原料の高騰等によりほとんどすべての業種で売上総利益が減少し、全体の売上総利益額(合計額)では8%の減少となるなど、厳しい1年だったことが見受けられます。 表外では、人件費の総額が前年比115%となるなど、最低賃金の引上げといった圧力を受けつつ、積極的に賃上げに取り組んでいるというデータも得られました。 令和5年は感染症との向き合い方が大きく変わる1年となりますので、商工会といたしましては、引き続き、事業状況を注視し、適切な支援が行き渡るよう取り組んで参ります。